2007年04月11日

'07-'08スキー試乗会(奥様編)

ついでなので奥様が試乗したスキーを紹介しよう。
てかこっちが本来の目的なのだが(笑)

女性向けの板を試乗できる機会は男性用の比べてさらに少なくなるだろう。
ICI石井スポーツの苗場試乗会では昨年から「レディースコーナー」を設けている。

各社の女性向け板を一箇所に集めて比較検討ができるようになっている(各社別ブースに置いてある場合もある)

スキーバブル世代がスキー場に戻って来ているのをここ1.2シーズン感じている。
その場合家族そろって、つまり奥様も一緒に戻ってくるだろう。
女性スキーヤーに対してアピールをもっと積極的に行うべきだとも思うのだが。

さて奥様のプロフだが
・身長164cm
・歴20年弱(実質15年弱?) 平均滑走日数は私と同程度
・級、競技歴等なし。興味も無し。
・中級と自信を持って言える手前で足踏み中
(志賀−草津ツアールートを問題なく降りてくるだけの足前はある)
・最近バックカントリーに興味津々
といった感じか。

これまで使っている板は
・ROSSIGNOL 8SVLADY(180cm)
・SALOMON Verse7 Lady(160cm)
・ROSSIGNOL Free Treck (99cm)
・elan expo track (99cm)
そう、「この板嫌い!」と放り出したのはVerse7だ。

太文字が奥様の感想。かなり意訳してるけどねw

・FISCHER AMC873
テストサイズ:164cm
サイドカット:118-73-105
ラディウス:15m
(写真は私が試した170cmのもの)
SKI08_04.jpgSKI08_05.jpg

こちらで書いたように
「すっごく重い!特に頭が重いなんてもんじゃない!」
とのご感想。

確かに800と比べて軽快さは無くなっているのだが…

・K2 BURNIN LUV
テストサイズ:160cm
サイドカット:115-68-99
ラディウス:13m
SKI08_30.jpgSKI08_31.jpg

K2としては控えめなプロポーションでどちらかと言えばオンピステ寄りなオールマウンテン板。

「すごく軽い。バックカントリーで担いで上がるには良いな」

・BLIZZARD PASSION VEGA IQ
テストサイズ:159cm
サイドカット:119-70-99
ラディウス:14.5m
SKI08_32.jpgSKI08_33.jpg

CMX PRO IQを試させようとしたところブリザードブースの係員から
「女性ならこっちを試してよ!CMXの女性版だよ」
とお勧めされたもの。

「すごくいい板。いい板なんだけど…その先が見えない。もう一段長いのを試したかった」

実の所女性用の試乗板は殆どがワンサイズのみ。
体格的、体力的、技術的にも許容範囲が男性より狭い女性だからこそサイズによる差は大きいと思うのだが…

・SALOMON DEMO X LADY
テストサイズ:159cm
サイドカット:117-70-105
ラディウス:12.6m
SKI08_34.jpgSKI08_35.jpg

「ベンチマーク」としてサロモンを1本。
男性用だとDEMO XR相当だろうが微妙にサイズやプロポーションが違う展開ができるのが大メーカーらしい。

「滑り出した瞬間、いやスケーティングした瞬間に『ああ、サロモンだわ』て感じた。『あなた何処行くの〜』て感じ。やっぱり自分には合わないと確信した」

ぜひX-WINGは履いてみて欲しかったけどなぁ…

・BLIZZARD IQON 7900
テストサイズ:165cm
サイドカット:120-79-105
ラディウス:17m
SKI08_36.jpgSKI08_37.jpg

ラベルの「タイプ」に注目。「シニア」って…

「『シニア板履くの!?』て係りの人にも笑われた(笑) 『とっても楽な板だよ』って言ってたけど私には重い。旦那様の方が合ってそう」

うーん、奥様の脚力だとちとRがでか過ぎるか?
結構太い板だし。

・NORDICA OLYMPIA SPEED XB
テストサイズ:162cm
サイドカット:116-70-102
ラディウス:14.8m
(データはNORDICAのサイトより06-07年板のデータを引用)
SKI08_38.jpgSKI08_39.jpg

SPEEDMACHINEと同様のプロポーションを持つ女性向け板

「すごくいい!ちょっとだけ重いのが気になるけど」

やはり好みは似たような所に有るのか。


・VIST PRO-D
テストサイズ:158cm
サイドカット:116-66-101
ラディウス:13m
SKI08_40.jpgSKI08_41.jpg

せっかくだからVISTにも乗ってみなさいと。

「すごくいい板だってのは感じるんだけど…」

個性のハッキリした板たちと比べるとアピールは弱いのか。

・NORDICA OLYMPIA VICTORY XB
テストサイズ:162cm
サイドカット:119-74-104
ラディウス:14.2m
SKI08_42.jpgSKI08_43.jpg

こちらはHOTROD MDIFIED/ELIMINATORと同様のプロポーションを持つ女性向け板。この上に「OLYMPIA CONQUER」というHOTOROD JETFUEL/ AFTERBURNER と同じプロポーションの板がある。
(試乗板は無かった)

「これもいい! OLYMPIA SPEEDと迷う。やはり少し重いのが気になるけど」

どうやらNORDICAがツボにはまったようだ。

2008/1/3追記:
奥様が購入したのを履かせてもらった。
ビンディングのソール長は簡単に調整できる仕組みなので私のブーツに合わせる事も可能だ。

どこが「少し重い」だ、メチャ重いわw
板自体も重いがビンディングの調整レールを兼ねたゴツいベースプレートが乗っかっているので重いのだろう。

乗り味はプロポーション通りHOTRODに近い、てかそのもの。
細かなターンを刻むのは苦手だが直線的に雪を蹴散らしながら滑ったときの安定感、破壊力は抜群だ。
とても162cmの板とは思えない。

…こういうのが好みだったのか…そりゃVerseは好みに合わんわな。
ちなみに奥様の滑走後の感想。


「私はフラットバーンに行きたいのに女神様(絵柄からそう呼んでいる)がパウダーに行きたがるのよ〜」

確かにそういう板だがそれを選んだのは自分だw



・BLIZZARD CMX PRO IQ
テストサイズ:166cm
サイドカット:120-70-99
ラディウス:15.5m
SKI08_44.jpgSKI08_45.jpg

PASSION VEGAの166cmが無いのでこれを履いてみる事に。

「やっぱりPASSIONとは別物。私には難しい」

・VOLKL SOL
テストサイズ:161cm
サイドカット:115-69-100
ラディウス:12.8m?
SKI08_46.jpgSKI08_47.jpg

うーん、これは良く判んないw
'06-'07とは女性板のラインアップを一新しているし。
ピストンコントロール風のアブソーバがトゥピースの前に付いているのが目を引くが。
ATTIVA S 4相当かな?

「すごく良い板なんだけどNORDICAの方が好み」

その後OLYMPIA2本を再度履き比べ結局VICTORYの方に仮予約を入れた。

女性板を指名買いしたい場合店頭在庫があるかどうかは賭けになってしまう。

ネット通販でも女性板の種類を多く持つ所は少ない。

NORDICAを選択する事になるとは結構意外だった。
やはり「乗ってみないと判らない」ものだ。
タグ:スキー 試乗
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2007年04月09日

'07-'08スキー試乗会(後編)

こちらの続き。

・VIST X-FREE 7
テストサイズ:172cm
サイドカット:117-77-110
ラディウス:13m
SKI08_16.jpgSKI08_17.jpg
レース用のプレートで有名なVIST。
デザインも美しいがスキー自体もレーシングスキーを作るアトリエで作成されていると言う高品質なもの。
(ワールドカップクラスのレーサーが履くスキーは所属メーカー製ではなく特定の工房で手作りされていると言うのは周知の事実)
一昨年GS RACEに試乗してみたが…さすがに本格レース板は私の足前では曲げれなかった(苦笑)

このX-FREEはフリーライド系。8が182cm、6が162cmという展開。

乗ってみるとさすがに良い。
派手さは無いが上品に悪雪を切って行く。
反応も鈍いわけではないが反発するような鋭さでも無い。

高級感を感じさせるスキーが欲しいと言う方には向いているだろう。値段も高級だしw

・ATOMIC WHITEOUT
テストサイズ:164cm
サイドカット:119-79-105
ラディウス:16.5m
SKI08_18.jpgSKI08_19.jpg
レース系、デモ系では圧倒的人気のアトミック。
オールマウンテン系ではMETRONシリーズ、パウダー系ではDADDYシリーズ等があり結構人気があるようだ。

その中で新たにNOMADという「オールコンディション」スキーのシリーズを展開する。

WHITEOUTはそのNOMADシリーズの一本。

今年は何乗ろうかな〜という顔をしてATOMICブースへ行ったところ
「オールコンディション!オールマウンテンのNOMAD!どうです一本!今日のコンディションならこれが最高ですよ!」と盛り場の如く呼び込む係員のお兄さんw
思わず「よっしゃ、それ一本頼む!」と言ってしまった(笑)
やはりオッサンだとオールマウンテン系を探しに来てると思われるのだろうか?山スキーが中高年に流行りだし。

でWHITEOUTだが、確かに自信を持って勧めるだけ有る。
この時間になると試乗会バーンは荒れに荒れ、ショートターンをする人たちが作り出したラインが掘れて大きな溝が縦に3本ほど走る状態。
そこもコブが成長して段差だらけの状態だ。

そんな状態のバーンを縦横無尽に走る!飛ぶ!
思わず笑いがこみ上げてくる。
飛ばしても安定しているし意外と小回りも利く。
これはオン・オフ両方で楽しめそうな板だ。

だがこの板を見た奥様は渋い顔。
「バックカントリーにそんな縁起でも無い名前の板持ち込む気?」

なるほど…

・K2 RECON M1
テストサイズ:174cm
サイドカット:119-78-105
ラディウス:18m
SKI08_20.jpgSKI08_21.jpg
K2と言えばメーア兄弟!なんて言ってしまうのは年寄りの証拠だ(笑)
アメリカ生まれのスキーらしく早くからエクストリーム系に注力してきた(もちろん競技用の板も作り続けている)
リコンはその中でもオールランド、オールマウンテン的な性格のモデル。
確かに今日の状態には合っているのだが…やや板自体が重い感触がある。
もう一段短いサイズを試すべきだったか。

・HEAD iSupershape MAGNUM
テストサイズ:170cm
サイドカット:121-71-107
ラディウス:13.5m
SKI08_22.jpgSKI08_23.jpg
従来からあるiSuperShapeをややワイドなプロポーションにしたモデル。
FISCHERのPROGRESSORと同じような企画か。
ヘッドのサンドイッチ板は非常に素直な性格でコントロールがしやすく良く曲がるのだが悪雪には弱いところがある。

今回のMAGNUMも今日のコンディションで評価するのは可哀想だった。
ヘッドらしい素直さは足元から感じるのだがどうにも雪に負けている。
整地でなら楽しい板だとは思うのだが…

・NORDICA SPEEDMACHINE MACH3 XBi
テストサイズ:170cm
サイドカット:119-72-104
ラディウス:15m
SKI08_24.jpgSKI08_25.jpg
昨年オールマウンテン系のHOTROD JETFUELに乗って「若い頃なら楽しいだろうけど…」などと思ったりしたが今年はどちらかと言えばオールラウンド系のSPEEDMACHINEに乗ってみることに。

名前のイメージとは裏腹にバランスの取れた板だ。
飛ばして楽しいのはHOTRODと同様。
ターンの反応も凄く良い。
かっ飛ばし系オールラウンドと言った所か。

・Vector glide Cordova
テストサイズ:170cm
サイドカット:120-85-110
ラディウス:19m
SKI08_26.jpgSKI08_27.jpg
…気合の抜けたラベルについては触れないで置こう。
ヴェクターグライドは元プロレーサーの秋庭将之氏がプロデュースするスキークロス、バックカントリー、テレマークなどの分野で評価の高いブランドらしい。

ロゴの方向が他とは逆なのも個性なのだろうか?

で、このコルドヴァだが
こんなぶっとい板なのに曲がるのなんの!!

もちろんこの太さで悪雪なんか全て蹴散らしていける。
なんなんだこの板は!?

これまでもオン・オフ両方で楽しめそうだと評価できた板は有ったがこれは別物。
シンプルなデザインも好印象だ。
いやぁビックリした。オフピステを重視しつつオンピステでも楽しみたいのなら激しくお勧めできる板だ。

・Vector glide OMNNY
テストサイズ:170cm
サイドカット:120-80-110
ラディウス:17m
SKI08_28.jpgSKI08_29.jpg
と言うわけでヴェクターグライドをもう一本。
こちらはやや細身のオムニ。

うーん、コルドヴァ程の感激はないなぁ。
太い割には扱いやすい、という程度。

と全部で12本。一日としては結構頑張りました。
話題のオガサカKS-AMは幾ら待っても乗れずじまい。
ELANは今一ピンと来なかったので乗らず。
ロシニョールとダイナスターは今年は来ていなかった!
親会社がクイックシルバーに変わって方針変更でもあったのか?
それとも石井スポーツとなんか有ったのか?
ワンタッチでアームが交換できる新しいMUTIXは試してみたかったのだが…

係員の印象だが…相変わらずサロモンはぶっきらぼう。
今年はスキーを雪面に置いてもくれませんでしたw
もちろん解放値の確認なんかしれくれませんともwww

やはり試乗会てのは面白い。
同じメーカーの板でもシリーズが違うと全く違う性格の板が幾らでもある。
下手すると同じシリーズでもモデルが違うと大きく変わったりする。

そうそう安い買い物でもないし「より良い板」というか「より自分に合った板」を求めるのなら一度試乗会に行って見ることをお勧めしたい。
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2007年04月08日

'07-'08スキー試乗会(前編)

今年もシーズンの締めは試乗会と言う事になった。
(昨年のレポートはこちらこちら

今年は行くかどうか迷っていたのだが奥様のスキー選びのために出かける事に。

シーズン始めにそれまで履いていたカービング板を
「この板嫌い!」
と放り出してしまったのだ。

それ以降は併用していた長板を履いたりショートスキーを履いたり私のFISCHER AMC800を奪っていったり(笑)と試行錯誤。

AMC800は気に入ったようなだが
「私には少し長い」
との感想(長さは170cm)

スキー板は長さによって同じモデルでも性格が変わるが比較して試せる機会は少ない。
例えばスキー雑誌が主催して設けたテストセンター
では長さの選択の余地はほぼ無い。

やはり大規模な試乗会に出かけるのが一番だ。

で、今年もやってきました苗場スキー場。
SKI08_01.jpg

・・・雪はどこだーーー!?

雪不足の今シーズン。雪をかき集めてなんとか滑れる場所を作っている状態。
試乗会の会場も当初予定の第一ゲレンデから第五ゲレンデに変更になった。

奥様のスキー選びが目的だが当然(笑)私も試乗会に参加。
以下乗ってみたスキーのレポートをしてみたい。
なお、テスターのプロフィールは前回記事参照のこと。

デブのオッサンの感想である事に留意して読んで頂きたい。

今年はデモ系よりもオールマウンテン/オールコンディション系を重点的に試してみた。

バックカントリーが流行っている事もありこの手のジャンルの板に各メーカー注力している。
色々な楽しみ方に合わせた製品が出てくるのは良い事だ。

ゲレンデコンディションは超重たいシャーベット。
気候は快晴。気温は高すぎず寒すぎず快適な春スキー日和。
高速系の板には辛いコンディションであった。

・FISCHER RC4 PROGRESSOR FL
テストサイズ:170cm
サイドカット:117-70-100
ラディウス:15m
SKI08_02.jpgSKI08_03.jpg
て、いきなりデモ系だがw
昨年試乗したRC4 W.C. RC FLOWFLEXはGS系板でありながら非常にコントロールしやすく好印象を持った板だった。
このPROGRESSORはRCに比べてややワイドなプロポーションを持ったモデル(RCは112-66-96)。
よりオールラウンド系に振ったモデルと言うことなのだろうが・・・
正直RC FLOWFLEXの時のような感動は得られなかった。
反応が鈍く感じる。
重めのプレートとワイドな板との相性だろうか?

・FISCHER AMC873
テストサイズ:170cm
サイドカット:118-73-105
ラディウス:15m
SKI08_04.jpgSKI08_05.jpg
中空シャーシ構造で軽く扱いやすいAMCシリーズ。
今回「短めのAMC800なら奥様の気に入るか」を確かめるのが目的の一つだった。

今年AMCシリーズはマイナーチェンジを敢行。
800は873となりセンターが3mm、トップとテールも1mm太くなりより「オールマウンテン」的な性格となった。

で、奥様がAMC873の164cmを履いてみた所…
「すっごく重い!特に頭が重いなんてもんじゃない!」
と不満げな様子。

んな馬鹿な、と自分でも履いてみたら…
ありゃま、ずいぶん変わったのね。

AMCの不満の一つであった高速時の安心感はとても増した。
また力強く悪雪を踏み潰していける。

その一方従来のモデルが持っていた「笑っちゃうほどの軽快感」が消えている。
確かにこれでは「重い」と感じるのも仕方なかろう。

よりハードに安心して攻めるには進化と言えるのだが、あの軽快さが失われたのは残念。
てかAMCをこうするならPROGRESSORの立場は疑問だしPROGRESSORを出すならAMCをこうする必要があったのか?
ちょっと今年のFISCHERは疑問だ。

2007.4.12追記:
「AMC873」で検索してきて頂いている方が結構いるので少々追記。

「重い」だの「軽快さが失われた」だのはあくまで「対AMC800比」でだ。

絶対評価で行けば物理的にも乗り味としても他のスキーに比べて軽い。

実のところ奥様はまだカービングスキーに対応できていない。
悪雪の状況でこじりながら滑ろうとした→板が思うように動かない→重い
という感想になったのだと思う。

切ることを少しだけ意識すれば凄く素直に頭が入り鋭く曲っていく。
なおかつ乗り味が800よりしっかりしたと感じた。

800の場合こじっても軽く曲がる許容度が有った。
その代わり切ることを意識して滑ってもその感触が伝わってこないところはある(ちゃんと切れているのだけど)
踏んだら反発が返ってくるのが当然と思っているのに返ってこない。
踏んだ力が板全体に散ってしまうような感触だ。

873はその辺りの反応が「普通」になった。

ついついこじってしまう中年スキーヤーには少々扱いにくくなったAMC873だが、
カービング世代の人たちには相変わらず「すごく軽くて楽な板」となるのではなかろうか。


・BLIZZARD CMX PRO IQ
テストサイズ:173cm
サイドカット:120-70-99
ラディウス:15.5m
SKI08_06.jpgSKI08_07.jpg
去年は166cmを試乗したこのスキー。
昨年はレース板と同じ系統の黒白赤のコスメだったが今年は2シーズン前と同様の緑色に戻った。
また昨年はデモ系を名乗っていたが「クロスマウンテン」を再び標榜。

日本ではスキークロス競技に馴染みが無い事もあり売り方に苦労しているようだ。

今年のモデルはビンディングの取り付け部分が変更になったとの事。

少し長めだとどうかなと試してみたが、やや反応が鈍くなった気がする。
短めの方が楽しい板かもしれない。

・SALOMON X-WING 10
テストサイズ:166cm
サイドカット:118-73-101
ラディウス:14.9m
SKI08_08.jpgSKI08_09.jpg
昨年の記事で書いたように私はサロモンが苦手だ。
どうにも頭がキョロキョロするのが嫌いなのだ。

それでも何か履いてみようと思わせてしまうのは今のスキーシーンでサロモンが外すことのできない影響力を持っているからだろう。

で、滑り出したら…
これ、本当にサロモン!?
キョロキョロしねー!?
頭がキョロキョロしないサロモンなんてサロモンじゃねーよ!


いや失礼。でもマジに驚いた。

プロポーション的にはややワイド系なのだがサロモンらしい軽快感とワイドスキーらしい悪雪での力強さを兼ね備えている。
そして(しつこいが)キョロキョロしない!まっすぐ滑りたければまっすぐ滑るのだ!
これは見直した。
オンピステ、オフピステの両方で満足感が得られそうな板だ。

・VOLKL Tigershark 10Feet PowerSwitch
テストサイズ:168cm
サイドカット:121-73-105
ラディウス:14.3m
SKI08_10.jpgSKI08_11.jpg
昨年ロシニョールがMUTIXという「アームを交換する事で小回り板、大回り板に切り替えれる」というギミックを持った板を出した。

どこか追従するかと思ったらなんとフォルクルから登場。
スキーのテールに付いたスイッチを切り替えるとサイドを通ったワイヤーのテンションが変わりスキーの性格が変わるという理屈。
詳しくはメーカーの特設サイトを見て欲しい。
ただしこのサイト、激重だ。
「Configuration」までたどり着く事ができた「LOW」に切り替える事を推奨する。

で、問題のスイッチ
SKI08_12.jpg
これは両方ともOFFの状態。赤いプレートの前に白い線と「ON」の文字がある事に注目。

トップ側
SKI08_13.jpg
ワイヤーの先端部分に窓があり切り替わった様子が判る様になっている。

下側をONに
SKI08_14.jpg
赤いプレートが前進して白線とONの文字が隠れている。

その状態での窓
SKI08_15.jpg
赤いバネを押している白い部品が上側は窓の最後部に、下側は窓の真ん中辺りに来ている。
トップからサイドに走る赤い線を基準にすると判りやすいかもしれない。

スイッチの動作は軽い。グローブをした手でも楽々動かす事ができる。
何かの拍子で動いてしまわないか心配になるぐらいだ。
実際にはラッチはあるので完全に切り替わってしまう事はないだろう(斜めになっている事はあった)

さてON/OFFでの違いだがMUTIXのように「まったく別の板」になる訳ではない。

特性はあまり変わらないままOFFにすると「柔らかくなった」と感じる。
例えるならATOMICのLT11とLT9の、VOLKLで例えるならSuperSportのSuperSpeedとAllstarの違いといったところか。

乗り味としては今時のややワイド系板の感触。
ONにすると力強く滑る事ができる。
OFFにすると少々頼りなく感じてしまう。

多分自分が使ったら常にONで使うだろう。
そうすると切替機構の存在意義に疑問を感じてしまう。

ここで丁度半分、長くなりすぎるので残りは分けます。
posted by Y-HOP at 23:02| 埼玉 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

バックカントリー体験

2,3年前から奥様が「バックカントリーに行ってみたい」と言い出した。

バックカントリーとはゲレンデ外を滑る事。
当然整備されたゲレンデとは違いリスクは大きい。

最近山スキーで遭難する中高年スキーヤーが多い。
大概は準備不足、経験不足が原因だ。

スキー場の近くでもゲレンデ外に出ればそこは雪山なのだ。

あまり軽々しく考えるのはどうかと思っていた。

だが、そこは「まずやってみたなければ」と考える奥様。
ヤフオクでいきなりフリートレックを落としたりした。

フリートレックとはショートスキーなのだがビンディングが特殊で固定状態と踵が上がる状態を切りかえれる。
またシール(滑り止めでスキーの滑走面に張る事で登ることができる)やアイゼンも付属している。

以前はフリートレック/フリーベンチャーの名前でロシニョールから発売されていたが現在はスイスのSTC社から「スキーベンチャー」の名前で発売されている。


一人で行かせるのは心配なので私もついて行かざるを得ないだろう。
しかし、当時履いていた193cmの大回転用の板でバックカントリーに出かけるのは無謀だ。
滑るのはともかく歩く場合に板が重すぎる。
自分達夫婦だけならともかく、ガイドを頼み他の参加者も居るようなツアーで有れば迷惑になってしまう。

そんな訳で試乗会と言うものに初めてでかけ
・軽いこと
・悪雪でも操作しやすいこと
・ゲレンデでも十分使えること
を条件に比較検討してFischer AMC800を選んだ。

AMC800には大満足しているが、悪雪と重量を最優先条件にしなければ他の選択肢もあったかも…という気持ちはある。

さて、なかなか適当なツアーも無く、このまま奥様のバックカントリー熱も冷めてくれれば…と思っていたら
「志賀高原でバックカントリーの体験ツアー申し込んでおいたから」

…さようですか…

てな訳で2月の連休に志賀高原に出かける事になった。

参加したのは焼額山に本拠を置くビッククラウドが主催するバックカントリー体験ツアーコース。

なかなかカッコいい名前のところだなと思ったのだが代表者が大雲さんと言うのだ

当日は前日までの小春日和から打って変って激しい雪。
BC_02.jpg

参加者は私達夫婦に常連だと言う男性。
スタッフは3人。マンツーマン体制だ。

ビッククラウドでは普段は本拠のある焼額山を中心に活動しているとの事だが今年は雪が少ない。
寺子屋方面に向かう事になった。
BC_01.jpg

寺子屋のリフトを登りきり、少し降りたところでいよいよゲレンデ外に。

しばらくはトラバースが続く。

途中魅力的な斜面があったのだが
「この斜面の斜度は35度。一番雪崩がおきやすい角度です。相当状態が良く無い限り避けます」
との説明があった。

こういった知識を持たないでバックカントリーへ出かけるのは無謀と言うことだ。

その後いよいよツリーラン。
BC_03.jpg
雪が降ってくれたお陰で望外のパウダーが楽しめた。
久しぶりの深い雪に張り切って滑る。
見えにくいが左側のシュプールが私のだ。
写真の奥様は
「フリートレックが全然滑らない…」と不満げだったが。

後でガイドの方に
「パウダーでははじけてましたね!」と言われたほどだ。

そう、パウダーでは…

2本ツリーランを楽しんだ後、
「では休憩した後登りで〜す」
レンタルしたスノーシューに履き替える。

奥様と同行の方、それにガイド2人はスキーにシールをつけて登る。
スノーシューとシール登攀では効率が違う(シールの方が断然良いらしい)のでここで一旦別れることに。

「…これ、登るの?」
目の前には5メートル程の壁。雪が無くても手を使わなければ登れないだろう。

ガイドの方が作ってくれた道をなぞって登ろうとするのだが…
登れない

雪を崩すばかりで一向に高さが稼げない。むしろ沈んで行く。

ガイドの方からアドバイスが
「スノーシューには前後に歯が付いてます!平たく踏んでください!」

スキーブーツで雪の坂を上る場合、つま先を蹴りこんで登って行く。その癖が付いているのでつま先だけで登ろうとしていたのだ。
斜面に合わせてスノーシューを平らに踏めば体は当然後に傾く。
この感覚に中々慣れない。

コツがつかめるまで悪戦苦闘。
「もういい、置いてって!春に白骨で帰るから!」と言う気持ちにさえなった。

その頃奥様も同じ事を考えていたらしい
やっぱり夫婦だなぁ(笑)

小一時間ほどかけてようやく坂を登る事ができた。

坂から少し行ったところで休憩。
見上げると見事なダケカンバの木が
BC_04.jpg
「山の中にある木はやっぱり違うんですよ。過酷な気候に耐えてきた趣がありますね」
とガイド氏。
確かに違う。

再び歩き出そうとした所で本来なら先行しているはずのシール組みと合流。
奥様のフリートレックのシールが外れてしまい同行の方が「たまたま」持っていたスノーシューをお借りしたりしたので時間が掛かったらしい。

後で確認すると保存時にシールと張り合わせておくビニールシートが痛んでしまい、破れてシールの側に張り付いてしまっていたのだ。
結局準備不足と言うことだ。反省。

「まだ歩くのかなぁ」と少々気が重いまま歩き出したのだが意外と短時間でゲレンデに戻る。

このあたりのコース取りがプロの仕事と言う事か。

焼額に戻り解散したとプリンスで昼食を取ったのだが奥様の様子が変だ。

どうやら過換気を起こしている。
早々に宿に引き上げ2人ともベッドに倒れこむ。

だが…全身が筋肉痛。
起きようとすれば腹筋が、
寝返りを打てば背筋が、
胡坐をかけば太ももがつりまくる。

夕食に行けたのが不思議なほど。

わずか2時間の体験コースでこの体たらく。

決して恐れすぎる必要はないのだが、やはり事前の準備と正しい知識無しに軽々しくバックカントリーへ出かけてはならない事を学ぶことができた。

…学んだはずなんだがなぁ…
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2006年04月11日

スキー試乗会(その2)

さて4月9日に乗ったほうのスキー。
天候は雪、もしくは晴れ。8日の夕方から雪が降り出し結構な降雪量があった。
リフトを降りてすぐのコブ斜面も午前中はフラット。場所によってはパウダーが足首ぐらいまで積もっている。
だが試乗会場の第3ゲレンデは前日の荒れた状態で表面が凍った感じになりあまり良いとはいえない状態。
午後からは湿った雪があちこちで顔を出していた。

・OGASAKA KEO'S KS-TH
DSC00771.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:113-70-103
ラディウス:16.1m

「オールランドでお勧めは?」と聞いたら進められたのがこの板。
確かにオールラウンドで使える感じなのだが、やや操作感は重い。
これもパワーの要る板だろう。
そういえば日本人のくせしてOGASAKAの板って買ったこと無いや…

・NORDICA HOT ROD JET FUEL
DSC00775.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:128-84-112
ラディウス:17m?(すみません、これも写真から読み取れません)

HOT RODという名前の通り、直線的に飛ばすと凄く気持ちが良い、
安定感は抜群だ。

だが広いセンター幅のせいか回しやすいとは言い難い。
年寄りには向かんw

・BLIZZARD CMX PRO IQ
DSC00778.JPG
テストサイズ:166cm
サイドカット:120-70-99
ラディウス:15m

これもノーマークだった板。一本ぐらいブリも乗っておこうというぐらいの気持ちで借りたのだが凄く良かった。

私好みの「操作が軽くて楽、でも飛ばしても楽しい」板だ。
うーん、侮りがたし、ブリザード。

・VOLKL AC3 Titanium
DSC00781.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:118-76-104
ラディウス:16.7m

ACは「オールコンディション」の略だそうだ。
メーカー係員から「悪雪、新雪での切れを試して下さい!」と言われて乗ってみたが確かに、よく切れる。
印象としてはATOMICのLT:11に似ているような。
だがLT同様この板も操作感が重い。
どんな状態の雪でもこなせそうだがパワーは必要な板だ。


・ROSSIGNOL RADICAL D11 MUTIX(大回り用アーム装着時)
DSC00784.JPG
テストサイズ:165cm
サイドカット:118-70-102
ラディウス:15m

小回りアーム装着時と見比べて欲しい。
DSC00763.JPG

このアームにより板のラディウスを変化させて大回り用にも使えるとの事なのだが…


正直よろしくない。

板の持つフレックスを完全に殺してしまっている。
何かに感触が似てるな?と思ったが、以前マーカーのビンディングに有った「セレクティブコントロール」をロックした状態だ。

AMC800に買える前に長い間乗っていたロシニョールRNX(193cm)にはマーカーのM51SCというビンディングを付けていた。

このセレクティブコントロール、ビンディングの乗ったプレートが前後に分かれていて
・自由に動く
・やや動きを制限する
・完全にロックする
の3ポジションを選べるようになっていた。

当然ポジションを変えて試してみたがロックポジションにすると確かに板は硬くなるが凄く操作しにくくなる。
板の真ん中だけがガチガチで前後が勝手に動くような感覚になるのだ。

長いアームで板の動きを抑えるMUTIXも原理的には似たようなものだろう。
また、板自体の「素」の特性は小回り板であるのも確かだ。
しかし他メーカーが「板のフレックスを最大限に利用する仕組み」を打ち出している中、あまり良いアプローチとは思えない。

素直に2本買って使い分ける方が良いだろう。
板の「素」の状態と言うか小回りアーム時は悪くないと思うだけに惜しい。


・SALOMON DEMO XR
DSC00787.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:117-68-100
ラディウス:14.5m

正直サロモンはあまり好みではない。
どうにも「頭がキョロキョロして落ち着かない」という印象があるのだ。
(五竜スキー場のサロモンステーションでも何度か借りて乗っている)
サロモン乗りに言わせると「後傾してるだけ」という事なのだが…

普段どおり乗ってみるとやはりキョロキョロする。
意識的に前に加重を掛けるとかなり落ち着くが軽い感じは変わらない。

人気ブランドではあるが乗り方を選ぶ板だ。
私にはやはり合わない。鮮やかなデザインは非常に印象的なのだが。



今回はこれでおしまい。
ヘッドに乗ってないがそこまで手が、いや足が回らなかった。
まぁ去年乗ったiRCは非常に素直で良い板だった。
あとはK2とかVISTとか新ブランドであるZAG等が有ったが…

余談だが各メーカーの担当者の中でグループ・ロシニョールとサロモンの担当者はあまり印象が良くなかった。
ロシニョールは完全に商品知識不足。客の方が良く知っている。
サロモンは借りる際に板を放り投げる、それも斜面と垂直方向に投げれくれたため非常に履きにくかった。開放値も確認してくれなかった。

フィッシャーは昨年もそうだったが非常に熱心に商品説明をしてくれる。
あとATOMIC、ブリザード、Volklあたりも好印象。

うーん、板の評価と比例してるような?
posted by Y-HOP at 02:39| 埼玉 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月10日

スキー試乗会(その1)

道具を使うスポーツで「道具選び」という段階は重要であると同時に楽しみでもある。

私が唯一人並みにできるスポーツであるスキーも道具が重要な位置を占める。

道具という物は実際に使ってみないと判らない部分が多い。
だがスキーを選ぶ場合、実際に使って選べる機会は中々無い。
店頭で板を押してしなりや硬さをチェックしている人もいるが、あれははっきり言って意味が無い。

雑誌などのレポートもあるが基本的には良い事しか書かない。重要な広告主であるメーカーの機嫌を損ねる訳にはいかないからだ。

レンタルという手段もあるが一般的なレンタルスキーは初心者向けの物が殆ど。
一部上級者向けのスキーを置いている所もあるが種類も少なく最新モデルとは限らない。

そんな訳でシーズンも後半になるとメーカーやスキーショップが主催する試乗会が各地で開かれる。

スキーの場合年が明けた頃に次シーズンモデルの発表があり2月ぐらいから試乗会が開始、実際に購入できるのは夏以降という商品サイクルになっているのだ(一部例外もあるが)

試乗会にも色々な形態が有り、単一メーカーが主催するもの。
オーストリア・スキーフェスタのようにオーストリアのメーカー合同で行うもの。
レース向け、或いはフリーライド向けなど得意ジャンルをもつショップが主催するもの(当然試乗できる板は特定の傾向の板になる)
スキー雑誌が主催でスキー場に「テストセンター」と呼ぶ試乗コーナーを設ける例もある。
またディーラー向けに限定された試乗会もあれば一般にオープンの試乗会もある。

今回行ってきたのはICI石井スポーツが主催する試乗会。
DSC00790.JPGDSC00791.JPG
DSC00792.JPG
無料で行われる試乗会も多いがこの試乗会は1日4500円と有料。
だが規模が大きいのだ。500台のスキーを集め、メジャーメーカーのほぼ全てが集まる試乗会は恐らく他に無いだろう。

会場は苗場スキー場
昨年までは三国スキー場を借り切って行われていたのだが、今年は三国が営業休止なので苗場の第3ゲレンデを借り切って行われる事になった。

三国スキー場はコンパクトな割りにコースバリエーションがあり試乗会には最適なスキー場だったのだが・・・

さて、試乗会の説明はここまでで実際に乗ったスキーの感想を書いていきたい。

最初に自分のスキーレベルを明らかにしておく。
・スキー歴35年
・年間滑走日数0〜10日。平均は5日程度 今年は9日
・級なし、競技経験なし。
・はっきり言って「永遠の中級者」
・身長172CM 体重は「トンバよりも重い」
・板の好みは「楽なのが良いけどたまには飛ばしたい」

とまぁあまり偉そうな事を書けるレベルではない。
あくまで個人的な感想であり参考にはしないで欲しいw
「その割りに乗っている板はエキスパートクラスの物ばかりじゃないか?」と疑問を持たれるかもしれないが「体重対策」だ。

試乗会は4月8日、9日の二日間行われたがこの記事では8日に乗ったスキーを取り上げる。
天候は小雨、雪、曇り、晴れと目まぐるしく変わった。
ゲレンデコンディションは最悪。湿ってザクザクの雪。

・ATOMIC LT:12 DEMO
DSC00747.JPG
テストサイズ:169cm
サイドカット:114-68-98
ラディウス:16m

昨年までの大回りデモ系トップモデルLT:11mがモデルチェンジ。
LT:11は非常に力強く切れの良いスキーだったがコントロールするにはパワーが必要なスキーだ。
LT:12は構造、プレートが大幅に変更。板の厚み自体LT:11mに比べて薄くなっている。

乗ってみるとLT:11より大幅に乗り味が軽くなっている。だが強力なエッジグリップから味わえる切れは健在。このクラスでは最高の性能の板の一つだろう。

だが軽くなったと言っても言うならば「当社比」。パワーが要る事には変わりない。
「真の上級者向け」の板だ。
私には扱いきれない。

・FISCHER AMC900
DSC00750.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:117-70-104
ラディウス:14m

昨年登場したフィッシャーの「AMC」。中空シャーシ構造で非常に軽く操作のしやすさが売り。
実は昨年の試乗会でAMC800を非常に気に入り購入している。
軽く、操作性がよく、切るのもズラスのも自在。
唯一の不満は高速滑走時の「安心感」
「安定感」ではない、ふら付きもバタつきもせず「安定感」は有るのだが乗り味が非常に軽いので不安になってくるのだ。

昨年はトップモデルのAMC900のみ構造が違っていたが今年は800以下と同様のシャーシ構造に変更。
800との差は強化材としてチタンが加えられている事だ。
(なお、AMC800に関しては「表面デザインの変更だけ」だそうだ)

正直800との差はよく判らない。
買い換えるほどのものではない、て所か。

今回「新たな感動」が無かったので感想も淡々としているが、「1本でオールラウンドに使い、1日滑っても楽な板」が欲しい方にはとてもお勧めの板だ。

・FISCHER RC4 W.C. RC Flowflex
DSC00752.JPG
テストサイズ:170cm
サイドカット:112-66-96
ラディウス:16m

新開発の「Flowflex」というプレートを搭載したGS(大回転)用、エキスパート向けの板。
「FlowFlex」とはプレートの中にサスペンションが入ったような構造をしていて板の持つ「たわみ」を最大限に利用しようという仕組み。 だそうな。
まぁこういった能書きは何処のメーカーでもあるのだが。

実は「AMC気に入ってるんですけど高速時が…」とメーカー担当者に話したところ「ぜひRCに乗ってみて下さい」と言われたのだ。

実際に乗ってみたら凄く良い!
操作感の軽さもあるのにGS板らしい「しっかり感」や鋭い切れがある。
テスト会場の都合で「リフトを降りたらコブ斜面」だったのだが、コブの中での取り回し、切れも良かった。
うーん、これは欲しいかも…

AMCに乗って私同様「高速時が…」という方、是非試してみて欲しい。


・Volkl Racetiger RC
DSC00755.JPG
テストサイズ:168cm
サイドカット:114-67-98
ラディウス:16mぐらい?(すみません、写真から読み取れません)

フォルクルはレース系のRacetigerライン、オールラウンドエキスパート用のSUPERSPORTライン。「オールコンディション」を標榜するACの3ラインが上級向けにある。

昨年SUPERSPORTのSuperSpeedと言うモデルに試乗して操作性の軽さと高速時の切れが気に入っていた。同じSUPERSPORTのAllstarは好みとしては「やや小回り系気味」だった。
今年はSuperspeedが無くなってしまったので他にお勧めが無いか聞いたところまず進められたのがこの板。

確かにオールラウンドの適性はあるが大回りで使ってこそ真価を発揮する板だ。
好みとは少し外れたところにある。

・ELAN Speedwave12 Fusion
DSC00757.JPG
テストサイズ:168cm
サイドカット:116-69-105
ラディウス:13.3m

洗濯板のように波打った表面が特徴。
板を持った瞬間「重っ!」
その印象は乗っていても変わらない。
どうにも重くて扱いきれない。
事前リサーチ不足だったのだが同じSpeedWaveでも14,12はサンドイッチ構造、10,8はキャップ構造らしい。
私の足前と好みなら10か8を試すべきだったようだ。

・DYNASTAR CONTACT10
DSC00758.JPG
テストサイズ:172cm
サイドカット:122-72-102
ラディウス:15m

試乗会で利用できるリフトは限定されているので当然他の参加者と同じリフトに乗ることになる。
写真に有るとおり試乗用の板には同じデザインのラベルが貼り付けられているので板を見れば試乗会参加者という事は一目瞭然だ。

ある時他の参加者に話しかけて「何か良かった板無いですか?軽いのが好みですけど」と聞いた所お勧めしてくれたのがこれ。

正直ノーマークだったのだがとても好印象を持った。
操作が軽く、切れもある。
乗っていて楽しくなる板だ。

・ROSSIGNOL RADICAL D11 MUTIX(小回り用アーム装着時)
DSC00763.JPG
テストサイズ:165cm
サイドカット:118-70-102
ラディウス:11m

ロシニョールで今年一番の注目はこのMUTIXだろう。
ビンディングの前後に装着したアームを交換する事により板のラディウスが変わり小回り板、大回り板のどちらにも使えるという仕組みだ。
詳しい事はオフィシャルサイトを見て欲しい。
なんとなくキワモノ臭さが漂うのは仕方なかろう。

小回り用アーム装着時の印象は意外と良い。
小回り板らしく元気に回るが素直な動きをしてくれる。
飛ばしたときにもあまりバタつきは感じない。

実はロシニョールの小回り系板には乗ったことが無いのだが、印象としてはサロモンに近い気がする。

さて、大回りアームではどうなるのか?

それは明日のお楽しみに取っておく事にした。

実はもうここで足が限界。古傷のある左膝は痛くなるは右足は痙攣起こすは。
幾ら重い雪で負荷が高かったとは言え体力が無さ過ぎるなぁ…
posted by Y-HOP at 22:48| 埼玉 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする