ROSSIGNOL HERO MASTER R20(M21)
テストサイズ:180p
サイドカット;114-71-97
ラディウス:21m
ラベルはMASTAR R20となってるがまあMASTERのタイポだよな
あとモデル名も多分これじゃないかと
テール、トップとも左右非対称デザインだ。
トップ側の3本の線は金属のようでかつてのVASシステムのような振動吸収ギミックか。
PROP TECHと書かれている。
でだ、
スキーバブル世代よ、乗りやすいロシのGS板が帰ってきたぞーーー!
かつてのスキーバブル時代には4G、7GXといったロシニョールのGS板が大ヒットした。
ブランド力やデザインもあるが乗りやすくGS板らしい安定感があったのも理由の一つだろう。
R=21mということもあって乗り味は重厚だがそれでいて回しやすい。
渋いデザインも好印象。
久しぶりにロシニョールの板で「欲しい!」と思った。
VOLKL PLATINUM CD
テストサイズ:178p
サイドカット;124-76-105
ラディウス:18.2m
これもなにやらトップにくっついている。
ULTIMATE VIBRATION OBJECTだそうだが・・・仕組みはよく判らない。
これはよくできた板だ。
安定度、切れ味とも高いレベルにある。
ラディウスの数値は大きいが小回りも十分にこなせる。
オールシチュエーションて売り文句は信じて良いだろう。
SALOMON 24Hours Max
テストサイズ:170p
サイドカット;120-71-101
ラディウス:15m
これも左右非対称デザインだな。
正常進化と言おうか4年前に乗った初代24Hoursの良さをそのままに性能アップという感じだ。
頭の軽さは全く感じず思ったようなラインを描ける。
本当に出来の良い板だ。
NORDICA NRGY 90 EVO
テストサイズ:177p
サイドカット;126-90-110
ラディウス:20m
ちょっと面白い格好の板
前後に何やらスケルトンの部分があるが
これは「表面はデザインですが中の方にこれと同じ形のプレートが入っている」とのこと。
「欧米のスキーレビューでも高評価で『ゲレンデからオフプステへ飛び出しまた戻ってくる』には最適の板と言われています!」とか
乗り出す前に
「あまり切り込まずに板の真ん中に乗るようにしてください」
と説明を受けた。
なるほど板の真ん中にのり軽く板を振るだけで気持ちよく曲がっていく。
しかし意識的に板を曲げようとするとなんか嫌がる。
「今日はクルージング」て気分の時には最適だと思うけどガッツリ滑りたいときにはどうかなぁ。
板を返した時に「どうでした?」と聞かれ
「1本欲しいと思うけど『1本目』じゃ無い感じ」
と言ったらなんか納得顔をしていたのでスタッフもその当たりは判っているのか。
「あまり高い板じゃないですから2本目でお願いしますよ~」
いや、十分高いwまあ一昔前より円安になったのでどうしてもスキーの値段は上がっているが(フィッシャーが妙に高い気がするんだが・・・)
white-doctor FT8
テストサイズ:179p
サイドカット;118-78-104
ラディウス:19m
いつも同じような板ばかり乗っても面白くない。
正直雨が降り続いてそろそろ帰ろうと思いつつなんか「雨の中わざわざやって来たのに収穫感が無い」とおもって眺めていたら目に入ったのがこの板。
ロゴがなんとも可愛い
説明では
・元サロモンの人間が起こした会社
・製造はエランに委託
・メードインヨーロッパに拘り「ヨーロッパの木でヨーロッパで作る」を売りにしている
・新素材とかは使わずシンプルなサンドイッチ構造の板
・板の特性はとにかく「素直の一言」
だそうだ。
確かにmade in Europeの文字が
テールにはKEEPING SIMPLEとある
ツインチップ板、ノーマルテール板、ノーマルテールでやや柔らかめの板の3シリーズがあり、センター幅が80mm,90mm,100mmの3種類という展開だそうだ。
これはノーマルテールの80mm。78mmだろって?こまけえjこたいいんだよ!(笑)
なるほど素直な板だ。なんというか懐かしさを感じさせる。
色々なギミックで性能を向上させるのではなく板自体を丁寧に作った感じがする。
昔ながらのフランス板と言うか。
だが、やや頼りない感じがする。
これは太い方が良いかな?
white-doctor FT10
テストサイズ:183p
サイドカット;130-98-120
ラディウス:23m
という訳で100oの方を。
うん、こっちの方がいい。
長さ、Rともに大きいが決して持て余すことは無い。
板が素直に曲がるので乗りやすいのだ。
FT8では少し感じた頼りなさがこのFT10では感じられない。
これもまた「1本欲しい」板だ。
久しぶりのスキーシーズンの上に自分の体自体も変わったので色々と感触が変わっている。
全体として板の長さが180pクラスのものに好印象を持った。
カービング板時代にどんどん長さが短くなっていったがやはり安定感は長い方がある。
ロッカーなど新技術で板がより操作しやすくなっているからこそ長さを長くしても扱いやすく安定感のある板を作れるという事だろうか。
リフトに乗ったら隣も試乗会の参加者
「試乗会って楽しいですね!」
と話しかけられた。
同じように見えるスキー板だが実際に乗ってみるとこんなにも違う物なのかと驚く。
あの人はお気に入りの一本を見つけられただろうか。